カーコーティングした車は洗車機を使える？
愛車のメンテナンスや、見た目を良くするために施すカーコーティング。しかし『カーコーティングをすると洗車機を使えない』という話をきいて、躊躇している方もいるのではないでしょうか？実はこの話は、古い洗車機に限っては真実です。しかし、カーコーティングしているからと言って、必ずしも全ての洗車機が使えないわけではありません。そこで本記事では、カーコーティングした後の洗車について、注意点やおすすめの方法を解説していきます。興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
コーティング施工車が洗車機を使う際の注意点
以下は、カーコーティングをした車が洗車機を使う際の注意点です。
カーコーティング後すぐに洗車機を使わない
ガラスコーティングなどのコーティングは、施工から完全に硬化するまで約1ヵ月かかります。そのため、施工してからすぐに洗車機を含めて洗車を行うと、せっかくのコーティングが剥げてしまうかもしれません。カーコーティングを施した後は、最低でも1ヵ月は間をあけて洗車をするようにしましょう。
古いタイプの洗車機は避ける
古いタイプの洗車機では、化繊ブラシなどを使っているため車へのダメージの大きく、コーティングに傷がつきやすくなっていました。そのためカーコーティングをした後に古い洗車機を使うのは、避けた方が無難です。最近の洗車機だとブラシ素材が進化しているため、それほど気にせず利用しても大丈夫でしょう。気になる場合はよく利用するガソリンスタンドなどで事前に聞いてみてください。
ワックス洗車を利用しない
洗車機のコースの中にワックス洗車というものがあります。ワックスは油に近い性質なので、コーティング被膜に付着すると紫外線などによって劣化したり、汚れが付着する原因となります。コーティングを施していない場合は良いですが、カーコーティングをしている場合はワックス洗車コースを選ばないようにしてください。
撥水コースを避ける
カーコーティングをしている時点で、車の光沢や撥水性は向上しています。むしろその上にワックスや撥水効果のあるものをのせてしまうと、コーティング被膜を劣化させる原因になるのです。そのため、洗車機コースの中でよくある撥水コースなどは、利用するのを避けた方が良いでしょう。
コンパウンド入りシャンプーを使わない
洗車機のコースの中には、コーティング剤やコンパウンド入りシャンプーを使うものがあります。しかし、コンパウンド入りのシャンプーを使うと、せっかくのコーティングがはがれてしまう原因になりかねません。知らずにこういったシャンプーでの洗車を行ってしまわないように、事前に洗車コースやシャンプーの種類を確認するようにしましょう。
カーコーティング施工車におすすめの洗車方法
さて、ここからはカーコーティング施した車におすすめの洗車方法を紹介します。
手洗い洗車
カーコーティングをした車に特におすすめの洗車方法は『手洗い洗車』です。コーティング被膜がダメージを受ける最大の原因は摩擦なので、洗車の加減を調整できる手洗い洗車は劣化が少なくなります。また、手洗い洗車なら細部まで汚れを落とすことができるので、洗車機を使うよりも綺麗にすることができます。自宅に手洗い洗車をする環境がない方や、手洗い洗車が難しいという方は、プロに頼むと良いでしょう。多少費用はかかりますが、愛車の輝きを長持ちさせたい方にはとてもおすすめです。依頼できる場所としては、以下があります。
- ガソリンスタンド
- ディーラー
- 洗車専門店
- 出張洗車業者
シャンプー洗車
シャンプー洗車は、水と洗剤のみで洗うシンプルな洗車のことです。洗車機のコースの中でも特に安めのコースですが、ワックス、撥水成分、コンパウンドなど余計な成分が入っていないため、コーティング施工車にはおすすめです。また、例えば間違ってカーコーティングをした後にワックス洗車をしてしまった時も、何度かシャンプー洗車をすれば余計なワックス成分を落とすことができますよ。
ノンブラシ洗車（高圧洗浄機）
ノンブラシ洗車とは、ブラシがなく、高圧洗浄と洗車液剤で洗車するタイプの洗車機です。 ノンブラシなので、コーティングが傷つく心配がないのが特徴です。比較的新しいタイプの洗車機なので、近くのガソリンスタンドなどで見かけたらぜひ利用してみてください。
まとめ
いかがでしたか。カーコーティングをした後だと、洗車方法について悩んでしまうかもしれません。確かに古いタイプの洗車機を利用する場合は気を付けるべき点がありますが、新しい洗車機ならブラシや洗車方法が進化しているため、コースさえ間違わなければ洗車機を利用することができます。カーコーティングをしたり、検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてくださいね。